両凸レンズ (または両凸レンズ) は、物体がレンズに近く、共役比が低いほど優れた性能を発揮します。物体と像の距離が等しい場合(等倍)、球面収差が最小限に抑えられるだけでなく、対称性により歪曲収差や色収差もキャンセルされます。したがって、物体と画像の絶対共役比が 1:1 に近く、入力ビームが発散している場合には、これらが最良の選択となります。経験則として、両凸レンズは 5:1 ~ 1:5 の共役比で最小限の収差内で良好な性能を発揮し、リレー イメージング (実体と画像) アプリケーションに使用されます。この範囲外では、通常は平凸レンズの方が適しています。
CaF2 は、0.18 μm ~ 8.0 μm の高い透過率により、1.35 ~ 1.51 の範囲で低い屈折率を示し、赤外および紫外スペクトル範囲で高い透過率を必要とする用途に一般的に使用されます。フッ化カルシウムは化学的にもかなり不活性であり、フッ化バリウムやフッ化マグネシウムと比較して優れた硬度を示します。 Paralight Optics は、両面に 2 μm ~ 5 μm のスペクトル範囲に最適化された広帯域 AR コーティングを施したフッ化カルシウム (CaF2) 両凸レンズを提供しています。このコーティングは、基板の平均反射率を 1.25% 未満に大幅に低下させ、AR コーティング範囲全体にわたって 95% を超える平均透過率を実現します。参考として次のグラフを確認してください。
フッ化カルシウム (CaF)2)
コーティングなしまたは反射防止コーティングあり
15~200mmまで対応可能
エキシマレーザーでの使用に最適
基板材料
フッ化カルシウム (CaF)2)
タイプ
両凸 (DCX) レンズ
屈折率 (nd)
1.434 @ Nd:Yag 1.064 μm
アッベ数 (Vd)
95.31
熱膨張係数 (CTE)
18.85×10-6/℃
直径許容差
精度: +0.00/-0.10mm |高精度: +0.00/-0.03 mm
厚さの許容差
精度: +/-0.10 mm |高精度: +/-0.03 mm
焦点距離許容差
+/-0.1%
表面品質 (スクラッチ-ディグ)
精度: 80-50 |高精度: 60-40
球面パワー
3 λ/4
表面の不規則性 (山から谷まで)
λ/4
集中化
精度:<3 分角 |高精度: <1 分角
クリアアパーチャ
直径の90%
ARコーティング範囲
2~5μm
コーティング範囲にわたる反射率 (@ 0° AOI)
ラグ< 1.25%
コーティング範囲にわたる透過率 (@ 0° AOI)
平均値 > 95%
設計波長
588nm
レーザーダメージ閾値
>5J/cm2(100ns、1Hz、@10.6μm)